伏屋焚・伏屋焼(読み)ふせやたき

精選版 日本国語大辞典 「伏屋焚・伏屋焼」の意味・読み・例文・類語

ふせや‐たき【伏屋焚・伏屋焼】

伏屋の中で火をたくと煤(すす)が多く出るところから、「煤(すす)」と同音を含む「すすしきほふ」にかかる。
万葉(8C後)九・一八〇九「智弩壮士(ちぬをとこ) 菟原(うなひ)壮士の 廬八燎(ふせやたき) すすし競ひ 相結婚(よばひ) しける時には」
[補注]用例は「ふせやたく」と訓む説もある。

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