使盛・遣盛(読み)つかいざかり

精選版 日本国語大辞典 「使盛・遣盛」の意味・読み・例文・類語

つかい‐ざかり つかひ‥【使盛・遣盛】

〘名〙
金銭をさかんに使う年ごろ。
浮世草子・好色三代男(1686)二「つかひ盛(ザカリ)の男、しかもよい器量して」
② あれこれ使うのにてごろで従順な年ごろ。また、そのような人。
※古活字本毛詩抄(17C前)一三「我はまだ年がよらぬ程に使ひさかりぢゃと思て使はるるが」

つかい‐さか・る つかひ‥【使盛・遣盛】

〘他ラ四〙 金銭をさかんに使う。金をはでに使う。散財する。
※浮世草子・傾城色三味線(1701)江戸「惣じて買手俄につかいさかる時は、やがてともし火のきゆる恋の闇路

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