偏光面(読み)ヘンコウメン

デジタル大辞泉 「偏光面」の意味・読み・例文・類語

へんこう‐めん〔ヘンクワウ‐〕【偏光面】

光の進行方向とその電場、または磁場の振動方向を含む面。光は電磁波一種であるため、電磁波全般については偏波面ともいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「偏光面」の意味・読み・例文・類語

へんこう‐めん ヘンクヮウ‥【偏光面】

〘名〙 光の振動べクトルのうち、振動磁場と光の進行方向とを含む面。また、振動電場と光の進行方向を含む面。〔稿本化学語彙(1900)〕

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世界大百科事典(旧版)内の偏光面の言及

【偏光】より

…この現象は,光波は横波で,ふつうの光はいろいろな方向に振動する横波を含むと考え,かつ電気石の薄板は結晶軸の方向に振動する横波だけを通す性質をもつと考えることで説明できる。電気石の薄板を通った光のように,一方向にのみ振動する光を直線偏光といい,この振動面を偏光面という。偏光にはこれ以外のものもあるが,単に偏光といえば直線偏光を指すのがふつうである。…

※「偏光面」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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