冠旧けれど沓に履かず(読み)カンムリフルケレドクツニハカズ

デジタル大辞泉 「冠旧けれど沓に履かず」の意味・読み・例文・類語

かんむりふるけれどくつかず

《「韓非子」外儲説から》貴賤上下の別は決まっていて、乱すことはできないことのたとえ。沓新しけれど冠にあげず。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「冠旧けれど沓に履かず」の意味・読み・例文・類語

かんむり【冠】 旧(ふる)けれど沓(くつ)に履(は)かず

上下・貴賤の別を乱してはならないこと、また、よい物はいたんでも値打ちがあることの意にいう。沓新しけれど冠にあげず。腐っても鯛。
※浄瑠璃・椀久末松山(1710頃)下「冠(カンムリ)古けれど沓(クツ)に穿(ハ)かず、大尽は腐っても太鼓は持たぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android