分附・分付(読み)ぶんつけ

精選版 日本国語大辞典 「分附・分付」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐つけ【分附・分付】

〘名〙 (「ぶんつけひゃくしょう(分附百姓)」の略) 江戸時代検地帳などに記載された農民名前の肩に、「誰れ分」と地主名を書き付したこと。また、そのようにして登録された従属農民。ぶつけ。
地方凡例録(1794)七「分家百姓一軒に成れば、分附には非ず、本百姓也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android