助郷役(読み)スケゴウヤク

デジタル大辞泉 「助郷役」の意味・読み・例文・類語

すけごう‐やく〔すけガウ‐〕【助郷役】

江戸時代助郷村に対して、その石高こくだかに応じて人馬を徴発した課役かやく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「助郷役」の意味・読み・例文・類語

すけごう‐やく すけガウ‥【助郷役】

〘名〙 助郷村に課せられた人夫や馬匹提出の課役

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の助郷役の言及

【助郷】より

…近世の宿駅が常備人馬(伝馬)で負担しきれぬ大通行のとき,補助的に人馬を提供する助人馬出役を定められた村をさすが,この助人馬をも助郷,あるいは助郷役という。幕府直轄の五街道のうち往来のさかんな東海道,美濃路では,恒常的な助馬助成を特定の村に依存する必要が早くから生じ,1637年(寛永14)には幕府や諸藩がそれぞれの領内宿駅に助馬村を定めている。…

※「助郷役」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android