千葉港

デジタル大辞泉プラス 「千葉港」の解説

千葉港

千葉県にある港。東京湾奥部に位置し、海岸線延長は約133kmに及ぶ。1953年3月設立。京葉工業地域のほぼ全域をカバーする工業港港湾管理者は、千葉県。国際拠点港湾(1957年5月指定)。港湾区域面積は、24,800ヘクタールで日本最大。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の千葉港の言及

【千葉[県]】より


[急激な都市化と工業化]
 50年以降,東京都からの工場分散と千葉県の工場誘致政策,および国の臨海工業地域造成政策によって,千葉県の工業化は90年代まで急速に進んだ。1950年から20年間に浦安の三角州地帯から富津(ふつつ)岬まで延長約60kmの東京湾干潟に約1万haの埋立地が造成され,大型港湾の千葉港と京葉工業地域が形成された。65年特定重要港湾に指定された千葉港を中心として,火力発電所や製鉄,造船,石油精製,石油化学などの巨大工場が建設され,工業素材の生産・供給地となった。…

【千葉[市]】より

…台地上の犢橋(こてはし)・千種(ちぐさ)地区には工業団地が造成され,金属・機械工業が進出した。これらの工業の原料と製品の輸送のために,京葉道路,東関東自動車道,館山自動車道,千葉東金道路,国道51号線が通じ,大型港湾千葉港が建設された。千葉港は1965年特定重要港湾となり,輸入では全国有数である。…

※「千葉港」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」