吸収線(読み)キュウシュウセン

デジタル大辞泉 「吸収線」の意味・読み・例文・類語

きゅうしゅう‐せん〔キフシウ‐〕【吸収線】

暗線

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「吸収線」の意味・読み・例文・類語

きゅうしゅう‐せん キフシウ‥【吸収線】

〘名〙 連続スペクトルに現われる暗黒の線。連続スペクトルを出す光源から出た光が気体状の原子中を通過するとき、その原子によって特定な波長の光が吸収されるために生ずる。太陽光線中のフラウンホーファー線はこの例。暗線。

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世界大百科事典(旧版)内の吸収線の言及

【太陽スペクトル】より

… さらに細かい波長に分けて太陽光を調べて見ると,太陽スペクトルには連続した光(連続スペクトル)の間に多数の暗線が認められる。これを吸収線,または発見者の名をとってフラウンホーファー線という。これらの吸収線は図2に示すように各種の原子やイオンに特有の波長を示している。…

※「吸収線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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