唐弓(読み)トウユミ

デジタル大辞泉 「唐弓」の意味・読み・例文・類語

とう‐ゆみ〔タウ‐〕【唐弓】

繰綿くりわたを打って不純物を取り除き、やわらかくする道具。長さ1メートル半ほどの木弓にクジラの筋を弦に張ったもの。わたうちゆみ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「唐弓」の意味・読み・例文・類語

とう‐ゆみ タウ‥【唐弓】

〘名〙 繰綿(くりわた)を打って不純物を取り去り柔らかくするための道具。弓のように木に弦を張ったもので、古くは、牛の筋を弦として用いたが、のちは鯨を用いるようになる。わたゆみ。わたうちゆみ。
仮名草子仁勢物語(1639‐40頃)上「店せばみ道まで乾せるたうゆみの遊ぶとさらに我が思はなくに」

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