広庭(読み)ヒロニワ

デジタル大辞泉 「広庭」の意味・読み・例文・類語

ひろ‐にわ〔‐には〕【広庭】

玄関先の広い庭。また単に、広い庭。
家の中の土間どま
「―には延米のべごめを借りて積み重ね」〈浮・椀久一世〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「広庭」の意味・読み・例文・類語

ひろ‐にわ ‥には【広庭】

〘名〙
① 玄関先や客室の前などの広い庭。
太平記(14C後)一「時綱は態(わざと)敵を広庭(ヒロニハ)へ帯(おびき)出し」
② 家の中の土間
※浮世草子・椀久一世(1685)下「広庭には延米(のべごめ)を借りて積重ね」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android