引敷物(読み)ヒシキモノ

デジタル大辞泉 「引敷物」の意味・読み・例文・類語

ひしき‐もの【引敷物】

敷物和歌では海草の「ひじきも(鹿尾菜藻)」にかけて用いられることが多い。
「思ひあらばむぐらの宿に寝もしなむ―には袖をしつつも」〈伊勢・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「引敷物」の意味・読み・例文・類語

ひしき‐もの【引敷物】

〘名〙 しきもの。ひっしき。ひしき。多く「ひじきも(鹿尾菜藻)」と掛詞にして用いる。
伊勢物語(10C前)三「思ひあらば葎(むぐら)の宿に寝もしなんひしきものには袖をしつつも」

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