強化木(読み)キョウカボク

デジタル大辞泉 「強化木」の意味・読み・例文・類語

きょうか‐ぼく〔キヤウクワ‐〕【強化木】

ベニヤ単板フェノール樹脂液を浸透させて加熱し、重圧を加えて作った材。軽くて硬く、プレス成型が自在なため、精密機械部品などに使用

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「強化木」の意味・読み・例文・類語

きょうか‐ぼく キャウクヮ‥【強化木】

〘名〙 単板にフェノール樹脂などを浸透させて積み重ね、高圧加熱して成板したもの。強度、耐水性、耐久性に優れるため、精密機械部品、航空機などに用いる。強化合板。

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世界大百科事典(旧版)内の強化木の言及

【積層材】より

…とくに構造用材料としての利用が考えられているが,現在では一般用LVLのJASしか制定されていない。 高温硬化型フェノール樹脂を単板内に浸透させ,100kgf/cm2以上の高圧で加熱圧締して積層接着したものを硬化積層材または強化木という。強度的性質が木材の1.5~3倍に向上し,寸度安定性も高まる。…

※「強化木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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