精選版 日本国語大辞典 「当擦」の意味・読み・例文・類語
あてっ‐こす・る【当擦】
〘自ラ五(四)〙 「あてこする(当擦)」の変化した語。
※滑稽本・人間万事虚誕計‐後(1833)水茶屋のまこと「時々あてッこすってやっても、うぬぼれが強いから、ちっとも気がつかねえ」
あて‐こすり【当擦】
〘名〙 ほかのことにかこつけて、悪口や皮肉をいうこと。また、その言葉。あてくち。あてこと。
※雑俳・柳多留‐八(1773)「死ぬものがそんとは後家へあてこすり」
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