御冠(読み)オカンムリ

デジタル大辞泉 「御冠」の意味・読み・例文・類語

お‐かんむり【御冠】

[名・形動]機嫌が悪いこと。怒っていること。不機嫌なさま。「かんむりを曲げる」から出た語という。「朝からお冠だ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御冠」の意味・読み・例文・類語

お‐かんむり【御冠】

〘名〙 (形動) (「お」は接頭語) きげんが悪いこと。怒っているさま。
※今年竹(1919‐27)〈里見弴〉夏霜枯「なんだか今夜はひどくお冠(カンムリ)だね」

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世界大百科事典(旧版)内の御冠の言及

【元服】より

…〈げんぷく〉ともいい〈元〉は首,〈服〉は着用する意。首服,首飾,冠礼,加冠,初冠(ういこうぶり∥ういかぶり),御冠(みこうぶり),冠ともいう。
[古代]
 冠礼としての成人式は,日本古代では682年(天武11)に規定された男子の結髪加冠の制以後,冠帽着用の風習が普及してからで,国史に見えるものとしては714年(和銅7)の聖武天皇(14歳で元服)の記事が初めとされる。…

※「御冠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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