気の薬(読み)キノクスリ

デジタル大辞泉 「気の薬」の意味・読み・例文・類語

き‐の‐くすり【気の薬】

[名・形動]中世近世語》気を晴らす種となるもの。おもしろくて心の慰めになること。また、そのさま。→気の毒
「あはは、さてもさても―な坊ぢゃ」〈狂言記・笠の下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「気の薬」の意味・読み・例文・類語

き【気】 の 薬(くすり)

心のなぐさめになるもの。おもしろいこと。また、そのさま。⇔気の毒
※虎明本狂言・鼻取相撲(室町末‐近世初)「やいやい太郎くゎじゃ、やれやれきの薬な者をおいてきた」

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