近世語(読み)キンセイゴ

デジタル大辞泉 「近世語」の意味・読み・例文・類語

きんせい‐ご【近世語】

国語史で、江戸時代言語。およそ享保(1716~1736)または宝暦(1751~1764)ごろを境に前・後期二分される。前期は京・大坂を中心に行われた上方かみがた勢力をもち、後期は、東国語を基盤として江戸に発達した江戸語が成立して上方語と並び、またそれ以上の勢力をもち、次第に共通語的性格を有するようになった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「近世語」の意味・読み・例文・類語

きんせい‐ご【近世語】

〘名〙 近世の言語、また単語
※法窓夜話(1916)〈穂積陳重〉六五「オースチン夫人サラーは〈略〉殊に古文学及び近世語に熟達して居った」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android