水のわななき（読み）ミズノワナナキ

デジタル大辞泉

みず‐の‐わななき〔みづ‐〕【水のわななき】

冷や汗を流してふるえること。
「―して汗にしとどにぬれてかがまり伏し給へれば」〈宇津保・蔵開下〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

みず【水】 の わななき

冷汗を流してふるえること。一説に、さざ波のふるえるようにこまかくふるえること。

※宇津保（970‐999頃）蔵開下「みづのわななきして、汗にしとどに濡れて、かがまりふし給へれば」

出典　精選版 日本国語大辞典