… 関節リウマチや粟粒(ぞくりゆう)結核では発熱中に汗をかき,多くの急性熱病では下熱時に汗をかく。ヒッポクラテスは,つとに汗に注意し,高熱時に冷や汗が出ると死に,微熱と冷や汗があれば病気は長びくといったり,汗をかいている身体部位に病気があるなどといい,病気と発汗との因果関係をみようとした(《箴言集》その他)。暑気に負けて熱射病になると汗が出なくなるが,発汗停止は熱射病の原因ではなく,発汗中枢の麻痺を示す危険な徴候の一つである。…
※「冷や汗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...