さざ波 (さざなみ)
ripple
wavelet
水面にできる細かい波で,一般的には波長1.72cm以下の表面張力波をいう。この波長域では波動の復元力として重力よりも表面張力の方が大きくなり,位相速度は波長が短くなるにしたがって大きくなる。水面上を風が吹き始めると最初に波長の短いさざ波が発生し,しだいに波長の長い重力波へ発達が及ぶ。水面のさざ波の分布状態は風のほか,波長の長い波(重力波)や流れ,内部波などの運動,プランクトンや油など水面に浮遊する物質,などによって変化する。一方,さざ波はマイクロ波を反射する特殊な性質をもつので,人工衛星から雲に遮られないマイクロ波を利用して海洋現象を観測するリモートセンシング技術で重要な役割を演じている。
執筆者:竹田 厚
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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さざ波【さざなみ】
漣,細波,小波などと記す。水面を弱い風(毎秒5m以下。1m以下のときは波ができない)が吹くときにできるしわのような小さな波。表面張力波で,波長は1.7cmより短い。風のエネルギーが水の運動のエネルギーに変換される過程でさざ波の生成が重要な役割を演じている。
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のさざ波の言及
【リップル】より
…〈しぼ〉や〈しじら〉のある綿織物。リップルは一般にさざなみの意。苛性ソーダに触れると縮む木綿繊維の性質を利用し,苛性ソーダとのりと染料を混合して型捺染すると,染色と同時にしじらがあらわれる。たて縞状にすると,[サッカー]に似たしぼができる。柄によってクレープ捺染ともいう。軽くて洗濯がしやすく,アイロンの必要もないため,夏季の婦人服,子ども服などに用いられる。【池田 芙美】…
※「さざ波」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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