法楽能(読み)ホウラクノウ

デジタル大辞泉 「法楽能」の意味・読み・例文・類語

ほうらく‐のう〔ホフラク‐〕【法楽能】

神仏に奉納する能。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「法楽能」の意味・読み・例文・類語

ほうらく‐のう ホフラク‥【法楽能】

〘名〙 法楽のために神仏に手向ける能楽
※わらんべ草(1660)三「春日社、法楽能、度々依御託宣、赴後宮能、昔正面向也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の法楽能の言及

【法楽】より

…さらに意味するところが広がり,寺社で演ずる入場無料の芸能も法楽という。芸能者が神に捧げるという形を取り,たとえばそれが能ならば〈法楽能〉という。当日は参詣人が自由に陪観できるので,芸能の普及に役だったと考えられる。…

※「法楽能」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android