漆判(読み)ウルシバン

デジタル大辞泉 「漆判」の意味・読み・例文・類語

うるし‐ばん【漆判】

江戸時代奈良晒ならざらしなどの布に押した、「極」の字の検査済み印。消えないように漆を使った。

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精選版 日本国語大辞典 「漆判」の意味・読み・例文・類語

うるし‐ばん【漆判】

〘名〙 江戸時代、奈良晒などの布類に製品検査所で押した極の字の漆の印。いつまでも消えないために漆を用いた。
浮世草子好色一代男(1682)二「にくからずかための誓紙、うるし判のくちぬまでとぞいのりける」

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