然ん候(読み)サンゾウロウ

デジタル大辞泉 「然ん候」の意味・読み・例文・類語

さん‐ぞうろう〔‐ざうらふ〕【然ん候】

[連語]連語「さ(然)なり」の連用形に動詞「そうろう」の付いた「さにそうろう」の音変化》かしこまって肯定返答をするときに用いる。さようでございます。
「―。この浦の海人にて候」〈謡・海人

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