熱硬化性(読み)ネツコウカセイ

デジタル大辞泉 「熱硬化性」の意味・読み・例文・類語

ねつこうか‐せい〔ネツカウクワ‐〕【熱硬化性】

常温では変形しにくいが、加熱により軟化して成形しやすくなり、同時に重合が進んで硬化し、もと状態に戻らなくなる性質プラスチックの性質の一。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「熱硬化性」の意味・読み・例文・類語

ねつこうか‐せい ネツカウクヮ‥【熱硬化性】

〘名〙 加熱すると硬化する性質。特に低分子の重合体を加熱すると重合度が増加し、大きな力を加えても変形しなくなる性質。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の熱硬化性の言及

【熱硬化性樹脂】より

…合成樹脂をその化学構造に基づいて大別したときの一つ。熱硬化性,すなわち一度加熱して硬化させるともはや軟化せず,どんな溶媒にも溶けなくなる特性をもつ樹脂の総称で,熱可塑性樹脂に対する。一般に成形は1回しか行えない。…

※「熱硬化性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android