常温(読み)ジョウオン

デジタル大辞泉 「常温」の意味・読み・例文・類語

じょう‐おん〔ジヤウヲン〕【常温】

常に一定した温度恒温。「常温を保つ」
熱したり冷やしたりしない自然な温度。ふつう、セ氏15度をいう。「常温では液体物質」「常温で六〇日保存可能」
一年中平均温度。
[類語]定温恒温気温温度寒暖三寒四温室温水温零下氷点下適温

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精選版 日本国語大辞典 「常温」の意味・読み・例文・類語

じょう‐おんジャウヲン【常温】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 常に一定した温度。〔水経注
  3. 特に冷やしたり熱したりしない自然のままの温度。ふつう摂氏一五度をいう。
    1. [初出の実例]「大気の常温にては固形を為す」(出典:舎密開宗(1837‐47)内)
  4. 平常の温度。一年中の平均の温度。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「常温」の意味・わかりやすい解説

常温
じょうおん
normal temperature

大気の標準的な温度として 15~25℃を意味する。物理量の値が温度や圧力変化に対し敏感に変動せず,通常の大気状況でのおよその値が知れればよいとき,実験や測定のおよその条件を表示するのに用いられる。たとえば,常温・常圧の空気中での音速は1秒間に約 340mである,と表現する。

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