空目を使う(読み)ソラメヲツカウ

デジタル大辞泉 「空目を使う」の意味・読み・例文・類語

空目そらめ使つか・う

上目で見る。上目使いをする。
「―・って暫く天井を見詰めながら」〈虚子俳諧師

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「空目を使う」の意味・読み・例文・類語

そらめ【空目】 を 使(つか)

① 見て見ないふりをする。そらめづかいをする。
説経節・笠寺観音之本地(1691か)三「いやさわらはは、みだい様の仰によりて参たり、りゃうじにあやまり、自をうらみ給ふな、かたがたと空めつかふていたりける」
② うわめで見る。そらめづかいをする。うわめづかいをする。
※風流懺法(1907)〈高浜虚子横河「余の顔を写生し始める。一寸空目(ソラメ)を使っては書き」
③ うつろな目つきをする。そらめづかいをする。
※全九集(1566頃)三「あはを吐き頭をふり、そら目をつかい、頭面青く黒く」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android