立代・立替(読み)たちかわる

精選版 日本国語大辞典 「立代・立替」の意味・読み・例文・類語

たち‐かわ・る ‥かはる【立代・立替】

〘自ラ四〙 (「たち」は接頭語)
① 移りかわる。流転(るてん)する。
万葉(8C後)六・一〇四八「立易(たちかはり)古き都となりぬれば道のしば草長く生ひにけり」
② 入れかわって出てくる。交替する。
落窪(10C後)一「この日比あこぎに住むと聞き思ひつるは、はやうさうじみにたちかはりにけり」
③ 年が改まる。
山家集(12C後)上「たちかはる春を知れとも見せがほに年をへだつる霞成けり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android