糖定常説

栄養・生化学辞典 「糖定常説」の解説

糖定常説

 血糖一定に保とうとする生体機能食欲中枢に働いて食欲を制御すると考える説.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の糖定常説の言及

【食欲】より

…また,摂食および満腹中枢の化学受容器や温度受容器が,食欲や満腹感の発生に直接関与すると想定して,いくつかの中枢説が出された。そのおもなものは,(1)糖定常説,(2)脂肪定常説,(3)リン酸化定常説,および(4)温度定常説である。(1)糖定常説 1955年にJ.マイヤーにより提唱された説で,満腹中枢のブドウ糖受容器が体内の血糖値の変化を監視し,それにより食欲や満腹感が発生するという見解である。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」