蓋擎子(読み)カイケイシ

デジタル大辞泉 「蓋擎子」の意味・読み・例文・類語

かい‐けいし【×擎子】

《「蓋」はふた、「擎子」は台の意》ふた付きの青磁茶碗をのせる台。宮中元日供御くごに用いた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蓋擎子」の意味・読み・例文・類語

かい‐けいし【蓋擎子】

〘名〙 (「蓋」は「ふた」、「擎子」は「台」の意) 青磁の碗(わん)のふたと台。宮中で元日の供御(くご)に用いた。その際、碗だけが残され、ふたと台は持ち去られる。
建武年中行事(1334‐38頃)正月「かはらけばかりを取りて、がいけいしをば、本の如く、盤に据ゑてかへし給へば」

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