蹴う(読み)クウ

デジタル大辞泉 「蹴う」の意味・読み・例文・類語

く・う【蹴う】

[動ワ下二]」の古形
「―・ゑはららかす」〈神代紀・上〉
[補説]「馬の子や牛の子にくゑさせてん」〈梁塵秘抄・二〉、「蹴 化ル」〈類聚名義抄〉などの例から、平安末期には下二段活用が下一段化していたかと思われる。また、同じ下一段活用でもクヮ行下一段「くる」で、のちに直音化して「ける」になり、カ行下一段となったとする説もある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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