錦光山(読み)きんこうざん

精選版 日本国語大辞典 「錦光山」の意味・読み・例文・類語

きんこうざん キンクヮウザン【錦光山】

京都粟田(あわた)の陶家。またその製品もいう。正保一六四四‐四八)の頃開窯した。二代までは鍵屋と号し、三代目から錦光山を称して六代の頃から姓とした。宝暦五年(一七五五)以後岩倉山と共に幕府の御用茶碗を焼き、ほか御鷹野茶碗やオランダ写しなどを作った。また、明治に至って磁器の海外輸出にもつとめた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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