鍬崎池

デジタル大辞泉プラス 「鍬崎池」の解説

鍬崎池

鹿児島県上甑島北東に位置する海跡湖群、甑四湖ひとつ貝池須口池の間に位置する。国の天然記念物「甑島長目の浜及び潟湖群の植物群落」の構成地のひとつ。

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世界大百科事典(旧版)内の鍬崎池の言及

【甑島列島】より

…全島山がちでほとんど平地がなく,海岸線は西部および南部では海から切り立った急崖をなし,また他では複雑な凸凹に富んだリアス式海岸となり,風光がよい。上甑島北部には長目ノ浜という延長4kmの砂州があり,その内側には須口池,鍬崎池,貝池,海鼠(なまこ)池などの湖が並んでいるが,これらは海岸の入江が沿岸流で運ばれた土砂で入口をふさがれたもので,このため湖面の高さが海面の高さ,すなわち潮の干満と一致するという珍しい湖である。平地が少ないため集落が分散しており,下甑村では一つの集落から隣の集落に行くには必ず峠を越えなければならない。…

※「鍬崎池」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」