植物群落(読み)ショクブツグンラク

世界大百科事典 第2版の解説

しょくぶつぐんらく【植物群落 plant community】

植生のうちで相観や種組成でなんらかの均質さがあり,生態学的な類型化ができるような植物の集団を指すが,単にある地域に生育する植物の集団という意味で植生と同義に用いられる場合もある。単一の植物からなるものを純群落という。群落はcommunityの訳で,かつては共同体と訳された。現在,動物や動植物をあわせた生物の場合には群集という語が用いられているが,植物の場合は群落が慣用されている。 どういう種類の植物から群落が構成されているかを種組成という。

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精選版 日本国語大辞典の解説

しょくぶつ‐ぐんらく【植物群落】

〘名〙 同種または異種の植物が近接して生育し、全体として一つのまとまった性質をもつ植物の集団。

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世界大百科事典内の植物群落の言及

【植生】より

…陸上に生育している植物の集団を漠然とさす語であるが,大地を被覆する植物の集まりというような意味あいで用いられる。なんらかの生態学的基準によって類型化された植生は植物群落と呼ばれる。
[植生の機能]
 植生は生態系における一次生産者として,地球上の生命に欠くことのできないエネルギーや物質を生みだしているが,それと同時に植生の存在は地球上の気候環境にも大きく影響している。…

【相観】より

植物群落を外観的にとらえた様相。単なる景観ではなく,植物群落の形・構造を反映したもの。…

※「植物群落」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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