開音(読み)カイオン

デジタル大辞泉 「開音」の意味・読み・例文・類語

かい‐おん【開音】

室町時代日本語で、アウ・カウ・サウや、キャウ・シャウ・チャウなどが長音化した場合の母音。[ɔː]で表す。⇔合音ごうおん
中国音韻学の用語。口の開きの大きい音節で、円唇性の音をもたないもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「開音」の意味・読み・例文・類語

かい‐おん【開音】

〘名〙
※韻鏡道恵抄(1654)五「云開音者、又曰全開音。以簡遂韻開合

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android