あおる

精選版 日本国語大辞典 「あおる」の意味・読み・例文・類語

あお・る あふる

〘他ラ四〙 あぶみで馬の障泥(あおり)をけって急がせる。
新撰字鏡(898‐901頃)「 謀也討也籌也打也馬撾也 阿布留又夫知」
※梵舜本沙石集(1283)八「『此馬は尻から渡むと思よ』と心得て、尻を迎てあをるに彌(いよいよ)渡ず」

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世界大百科事典(旧版)内のあおるの言及

【茹物】より

…ゆでた物,つまり湯を利用して材料を熱処理した料理。〈ゆでる〉とほぼ同義の語には〈湯煮する〉〈ゆがく〉〈ゆびく〉〈ゆどる〉〈あおる〉などがある。デンプンの糊化(こか),タンパク質の凝固,組織の軟化,あく抜きなどをおもな目的として行われる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」