あてはか

精選版 日本国語大辞典 「あてはか」の意味・読み・例文・類語

あて‐はか

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「はか」は接尾語 ) 上品で優雅なさま。あてやか。
    1. [初出の実例]「人がらは、心うつくしくあてはかなることを好みて」(出典:伊勢物語(10C前)一六)

あてはかの語誌

( 1 )「はか」は他に「あさはか」しか例を見ないため、「はか」そのものの意味するところは不明。
( 2 )「あてやか」が「あでやか」と変化しながらも現在まで残っているのに対し、「あてはか」は中世以降用例が見えない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android