あてはか

精選版 日本国語大辞典 「あてはか」の意味・読み・例文・類語

あて‐はか

〘形動〙 (「はか」は接尾語) 上品で優雅なさま。あてやか。
伊勢物語(10C前)一六「人がらは、心うつくしくあてはかなることを好みて」
[語誌](1)「はか」は他に「あさはか」しか例を見ないため、「はか」そのものの意味するところは不明。
(2)「あてやか」が「あでやか」と変化しながらも現在まで残っているのに対し、「あてはか」は中世以降用例が見えない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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