はか(読み)ハカ

精選版 日本国語大辞典 「はか」の意味・読み・例文・類語

はか

〘副助〙 (「ほか(外)」の変化した語) 下に打消の語を伴って、肯定し得るものをそれだけと限定し、それ以外を否定する。ほか。しか。はんか。
歌舞伎・好色伝受(1693)中「ただ一杯はか飲ませいで」

はか

〘接尾〙 状態を表わす名詞や形容詞語幹などに付いて、形容動詞の語幹をつくる。そのようなさまの意。「あてはか」「あさはか」など。

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デジタル大辞泉 「はか」の意味・読み・例文・類語

はか[係助]

[係助]《「ほか(外)」の音変化。近世上方語》名詞、種々の助詞に付く。下に打消しの語を伴って、ある事柄・状態に限定する意を表す。…だけ。…きり。…しか。
「張り合はして見ると二十五年に―ならんわい」〈滑・浮世風呂・四〉

はか[接尾]

[接尾]状態を表す名詞や形容詞語幹などに付いて、形容動詞の語幹をつくる。そのようなさまという意を表す。「あてはか」「あさはか

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普及版 字通 「はか」の読み・字形・画数・意味

華】はか

はな。

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