法則の辞典 「アトウォーターの係数」の解説 アトウォーターの係数【Atwater's coefficient】 人体内で体成分が酸化分解を受けて代謝されるとき,1gについて炭水化物なら4.1cal,脂肪なら 9.45cal,タンパク質ならば 4.35calのエネルギーを生じるといわれてきたのだが,食品の場合には消化吸収を考慮してこの数値を補正する必要がある.アトウォーターはそれぞれの吸収効率を98,95,92% とするのが妥当だとして,炭水化物,脂肪,タンパク質それぞれについて4kcal,9kcal,4kcalのエネルギーを生じると提案した.現在でも広く食品のカロリー計算に用いられるこの値をアトウォーター係数と呼んでいる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報