日本大百科全書(ニッポニカ) 「アベッリーノ」の意味・わかりやすい解説 アベッリーノあべっりーのAvellino イタリア南部、カンパニア州アベッリーノ県の県都。人口5万2568(2001国勢調査速報値)。サバト川の渓谷に位置する。古代イタリア人の一部族であるヒルピニの町として発足した。ラテン名はアベリヌムAbellinum。現在の町の輪郭が形成されたのは19世紀以降で、この地方の行政と農産物流通の中心地としての機能を果たし続けている。12世紀に建てられた大聖堂をはじめ、ドガーナ宮殿、カラッチョロ宮殿などがある。[堺 憲一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例