大聖堂(読み)だいせいどう(英語表記)cathedral

  • だいせいどう ‥セイダウ
  • だいせいどう〔セイダウ〕

翻訳|cathedral

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

司教座聖堂のこと。カテドラルともいう。司教座をおく聖堂で,司教区全体の母聖堂として教区統轄の中心となる。司教の等に応じて大聖堂の格づけも異なるが,規模の壮大さよりも,由緒をもって尊ばれる。プロテスタントの優勢な地域でも大聖堂はそのまま使用されたが,司教が否認されて普通聖堂になったものもある。中世司教座聖堂付属学校 (スコラ) は修道院学校とともに,神学校や大学の神学部ができるまで,聖職者養成と学問研修の場であった。大聖堂建築は4世紀のバシリカからロマネスクを経て 12世紀末~13世紀の壮麗なゴシック様式へ発展,東方にはビザンチン様式を生み,キリスト教美術の粋を集めた。以後伝統的様式を固守していたが,20世紀に入って新しいデザインが登場した。

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デジタル大辞泉プラスの解説

英国の作家ケン・フォレットの歴史冒険小説(1989)。原題《The Pillars of the Earth》。
②2010年製作のドイツ・カナダ・イタリア合作のTVドラマシリーズ。原題《The Pillars of the Earth》。①を原作とした歴史ドラマ。監督:セルジョ・ゲッツァン、出演:イアン・マクセヒン、マシュー・マクファディエン、エディ・レッドメインほか。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 ローマ‐カトリック教会で、司教区の中心になる教会堂。教区司教の正規の座席(カテドラ)をもつもの。英国聖公会・ギリシア聖公会では司教座聖堂をいう。カテドラル。
※風俗画報‐四三〇号(1912)歳事典礼「ニコライ大主教の葬儀〈略〉大聖堂の中央に安置す」

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世界大百科事典内の大聖堂の言及

【ゴシック美術】より

…さらに,この芸術の成立と発展の基礎として,中世都市の形成・隆盛の事情が考えられる。ゴシック美術はまず第1に都市の司教の大聖堂(カテドラル)であり,教区教会堂であり,都市世俗建築であり,後期ゴシック美術にいたってはさらにこのことは著しい。都市の住民・ギルドが聖職者・王侯とならんで,この芸術の有力な支持者であったし,国王はしばしば都市確立を助成し,またベネディクト会のサン・ドニ修道院(パリ北郊)院長シュジェールSuger(1080ころ‐1151)はよく民意を迎えた。…

【聖堂】より

…教会堂ともいう。聖堂のうち,司教座(カテドラcathedra)の置かれたものをとくに司教座聖堂または大聖堂と呼び,フランス語でカテドラルcathédrale,イタリア語でドゥオモduomo,ドイツ語でドームDomまたはミュンスターMünsterという。教会教会堂建築(2)日本で,孔子をまつった建物,すなわち孔子廟を聖堂(または聖廟)と呼ぶ。…

※「大聖堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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