アポロ13号(読み)アポロじゅうさんごう(その他表記)Apollo 13

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アポロ13号」の意味・わかりやすい解説

アポロ13号
アポロじゅうさんごう
Apollo 13

1970年4月 11日,3度目の月着陸を目指してケネディ宇宙センターから,アメリカのサターンV型ロケットで打上げられたアポロ宇宙船乗組員は J.ラベル海軍大佐,司令船 (オディッセー) パイロットの J.L.スワイガート飛行士,月着陸船 (アクエリアス) パイロットの F.W.ヘイズ飛行士。フラマウロという初の月の高地着陸をねらったが,機械船の酸素タンクが爆発するという事故のため月着陸を断念し,月着陸船のエンジンや酸素,電池などを使って,月の裏側を回っただけで,4月 17日南太平洋サモア南東沖に無事帰還。故障の原因は酸素タンク内の電気系統のショートであった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android