アメリカニンジン(英語表記)Panax quinquefolium; ginseng

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アメリカニンジン」の意味・わかりやすい解説

アメリカニンジン
Panax quinquefolium; ginseng

ウコギ科の多年草。北アメリカ東北部原産のチョウセンニンジン (朝鮮人参)の近縁植物でカントンニンジンともいう。チョウセンニンジンの代用として薬用に栽培される。

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世界大百科事典(旧版)内のアメリカニンジンの言及

【チョウセンニンジン(朝鮮人参)】より

…またギンセノサイド類にはDNA合成促進作用,中枢抑制作用,中枢興奮作用,溶血防御作用,溶血作用など,ときによって相反する薬効を示す諸物質が含まれる。アメリカ東部産のアメリカニンジンP.quinquefolia L.(英名American ginseng)も薬用に利用され,チョウセンニンジンに劣らない薬効があるとされ,広東人参(洋参)と呼ばれる。また三七人参はP.notoginseng (Burk.) F.H.Chenの地下部で,主として止血,鎮痛,消炎,近年は強心,肝疾患などに,竹節人参はトチバニンジンP.japonicum C.A.Mey.の根茎で,去痰,解熱,健胃に用いられる。…

※「アメリカニンジン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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