法則の辞典 「アヤラ比」の解説 アヤラ比【Ayala's quotient】 「アヤラ指数」,ときには「髄圧比」と呼ぶこともある.脳脊髄液の量の異常を知るための検査指標の一つ.髄液を10ml採取したとき,採取前の髄液の圧力と,採取後の圧力の比を10倍したもの.この比が5.5 ~ 6.5であれば正常であるが,5以下となると液貯留が少なくなっていることを意味し,逆に7以上の値は液貯留の増大を意味する.この比の低下はクモ膜下ブロックなどが原因と考えられ,増大は水頭症や漿液性髄膜炎において認められる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報