アリアケカズラ(読み)アリアケカズラ(その他表記)Allamanda cathartica var.hendersonii

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アリアケカズラ」の意味・わかりやすい解説

アリアケカズラ(有明蔓)
アリアケカズラ
Allamanda cathartica var.hendersonii

キョウチクトウ科の半つる性の園芸植物。ブラジルなど南アメリカ熱帯原産の母種からの改良種で,ハワイをはじめ熱帯各地で生垣などに広く栽培される。常緑の葉は無柄で対生,または3~4枚が輪生し,長さ8~12cmの楕円形,全縁で表面光沢がある。葉や茎を傷つけると白い乳汁が出る。夏から秋にかけて,大きな漏斗形の花が数個ずつ集ってつく。花は鮮黄色で光沢があり,花冠の上半部は5片に分れ,互いに回旋状に重なり合う。また,花冠中央の内側オレンジ色をなす。日本でも沖縄,小笠原,南九州などでは屋外に栽培される。

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世界大百科事典(旧版)内のアリアケカズラの言及

【アラマンダ】より

…キョウチクトウ科の一属,アリアケカズラA.cathartica L.(英名common allamanda)が中でも最もよく知られており,黄色で大きならっぱ状の花は美しい。性質が強く作りやすいので,地植えや鉢植えされ,熱帯地方でも広く栽培される。…

※「アリアケカズラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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