アリの塔
ありのとう
アリ類やシロアリ類が巣をつくるとき、地中の土や砂、または枯れ葉や木片などを塔状やキノコ形に積み上げたもの。エゾアカヤマアリなどのアリ類がつくるものは、一般にアリ塚とよばれることが多い。日本にすむシロアリ類にはみられないが、熱帯地方には高さ6メートルにも及ぶ塔(シロアリの塔)をつくるものがある。これは、土や木片などに唾液(だえき)を加えてつくられる。
[山内克典]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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