世界の観光地名がわかる事典 「アルテマイスター」の解説 アルテマイスター【アルテマイスター】Alte Meister ドイツ東部、チェコとの国境に近いザクセン州の州都ドレスデン(Dresden)旧市街の中心に位置する、ツヴィンガー宮殿(Zwinger)の一角にある絵画館。◇日本では「古典絵画館」とも翻訳されている。ドレスデン美術館(Staatliche Kunstsammlungen Dresden)の一部である。1855年に公開された美術館で、かつてのザクセン選帝侯の美術コレクションが収蔵・展示されている。ラファエロの「システィーナの聖母」のほか、レンブラント、ルーベンス、ルーカス・クラナッハ、デューラーなど、15~17世紀のフランダース派やオランダ人画家の作品が充実している。ツヴィンガー宮殿には、ドイツのマイセン陶磁や日本の伊万里焼を収集した陶磁器コレクションもある。なお、19~20世紀のドイツ絵画、フランス印象派絵画などを集めた「近代絵画館」(ノイエマイスター)は、ツヴィンガー宮殿の東方のアルベルティヌムにある。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報