精選版 日本国語大辞典「収蔵」の解説
しゅう‐ぞう シウザウ【収蔵】
〘名〙
① 物をとり入れておさめておくこと。
※行成詩稿(1003‐27)長保五年七月、省試題・涼風撤蒸暑詩「扇軽宜二忘却一、箪冷已収蔵」
※軍隊内務令(1943)二九八「其の売上金は物品販売所当座用金櫃に収蔵して」
② 農作物をとり入れて貯蔵すること。
※俳諧・改正月令博物筌(1808)七月「白蔵といふは白は秋の金色蔵は収蔵(シウゾウ)(〈注〉オサメオサム)也」 〔礼記‐月令〕
③ (「千字文」の「秋収冬蔵」から) 陽気がおさまりかくれること。季節が冬に向かうこと。
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