アルノー岩(読み)アルノーがん(その他表記)alnöite

岩石学辞典 「アルノー岩」の解説

アルノー岩

アルカリ・ランプロファイアに属する中粒の暗色の岩石で,脈岩として産する.橄欖(かんらん)石,輝石,黒雲母斑晶として含み,石基にはメリライト,単斜輝石を含んでいる.斑晶は融食されている.一般に炭酸塩鉱物が含まれ,時にペロブスカイトが含まれている.モンチセリ橄欖石も存在することがある.最初この岩石はトーネボーンがメリライト玄武岩(melilite-basalt)として記載し[Törnebohm : 1882],後にローゼンブッシュがalnöiteと命名した[Rosenbusch : 1887].スウェーデン,ウエストノーランド(Westnorr-land)のアルノ(Alnö)島に因む.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む