アルノー岩(読み)アルノーがん(その他表記)alnöite

岩石学辞典 「アルノー岩」の解説

アルノー岩

アルカリ・ランプロファイアに属する中粒の暗色の岩石で,脈岩として産する.橄欖(かんらん)石,輝石,黒雲母斑晶として含み,石基にはメリライト,単斜輝石を含んでいる.斑晶は融食されている.一般に炭酸塩鉱物が含まれ,時にペロブスカイトが含まれている.モンチセリ橄欖石も存在することがある.最初この岩石はトーネボーンがメリライト玄武岩(melilite-basalt)として記載し[Törnebohm : 1882],後にローゼンブッシュがalnöiteと命名した[Rosenbusch : 1887].スウェーデン,ウエストノーランド(Westnorr-land)のアルノ(Alnö)島に因む.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む