アロパシー(その他表記)allopathy

翻訳|allopathy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アロパシー」の意味・わかりやすい解説

アロパシー
allopathy

ドイツ医師 S.ハーネマンが自分の創造した医学概念ホメオパシー homeopathyに対して,従来の臨床医療観をアロパシーと名づけた。 allo=other (異物) ,pathos=disease (病気) の意であるから,強いて訳せば「逆症療法」となろう。たとえば「発熱は解熱させる」「下痢止痢をはかる」というように,生体内に症状と逆向きの力を誘導励起することによって病気をなおそうとする考え方である。

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