普及版 字通 「アン・そらんじる」の読み・字形・画数・意味
16画
[字訓] そらんじる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(音)(おん)。に、とじこめて音するものの意がある。〔説文〕三上に「悉(つく)すなり」とあるのは、暗誦するほどに熟読する意であろう。〔玄応音義〕に引く〔説文〕には「大言なり」に作り、〔玉〕にも「大聲なり」という訓がある。
[訓義]
1. そらんじる、諷誦する。
2. 大きな声でいう、つくす、識り暁(さと)る。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ソラニス・ヨソ・アキラカニ・サトル・ウカブ・オボユ 〔字鏡集〕 ソラス・ソラニス・ソランズ・ソランズル・シルス・オボユ・シル・サトル・ウカブ・アラハス・アキラカナリ・ヨヅ
[語系]
・(暗)・闇m、・・奄・厭iam、陰imは声義近く、ものにおおわれ、隠れる意がある。
[熟語]
委▶・憶▶・記▶・究▶・忽▶・事▶・識▶・悉▶・習▶・詳▶・達▶・知▶・通▶・練▶・錬▶
[下接語]
旧・詳・深・素・能・飽
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報