アン・ふた

普及版 字通 「アン・ふた」の読み・字形・画数・意味


16画

[字音] アン
[字訓] ふた

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(いん)。酒器などの壺に蓋栓を加えた形。〔説文〕五上に「蓋(ふがい)するなり」とみえ、器に蓋をする意とする。今(きん)は蓋栓の形である。

[訓義]
1. ふた、つぼのふた、ふたする。
2. 食器。
3. 庵()と声が通じて、草庵の意とし、庵号に用いる。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 オホフ・フタ

[語系]
・闇mは同声。am、(暗)m、em、陰imと声義近く、とざされてうす暗い意がある。を草庵の意に用いるが、もと諒闇(りようあん)の際の倚廬(いろ)をいう語であったかと思われる。

[下接語]
・小・素

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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